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記事LPとは? 作り方のポイント

記事LPとは? 作り方のポイント

2024年08月04日 14:26

---------------- 記事LPとは ---------------

簡単に言うと、Yahoo!やLINE、smartnewsなどのネイティブ系の媒体やSNSなどから、

バナー広告や動画広告をクリックした後に、

LPやチャットボット(フォーム)に誘導する前にクッションとして1回挟む、記事が主体のLPのことです。

■記事LPが重要視され、流行った理由

①WEB広告のLPは、一目でエンドユーザーに広告と思われてしまいます。

それでもCVRが高い時期(2015年~2019年くらい)もありましたが、

今は離脱が増え、CPOが高くなってしまいました。

そうして、企業の発信ではなく第三者が記事を書いた風に見せ、

それをエンドユーザーに読み込ませて、興味と購入意欲をそそる記事LPの価値が増してきたのです。

②目につきやすい商品LPは、行政や競合からの指摘が入りやすいため、

表現の強いクリエイティブが難しくなってきました。

また、媒体の商品審査、商品LP考査も非常に厳しくなり、薬機法、景表法をしっかり遵守することで、

かなり真っ白な表現になってきました。

そこで、目立ちにくいクッションとなる記事LPを挟み、クリエイティブ表現を攻めたり、

訴求をいろいろテストすることで、CVRを高める必要が出てきたのです。

③事業者ではなく、広告費をもち、CVごとに成果報酬をもらうアフィリエイターが、

商品LPだけでは売れないので、さまざまな記事を作成し、成功パターンを見つけ、

それをさまざまな企業の商品で実施したことも、これだけ記事LPが流行った要因のひとつです。

④商品LPをこまめに修正するのは時間と労力、

コストがかかるため、記事LPのほうがPDCAを回しやすいこと。

⑤従来はワードプレスで作成することが多かったのですが、

最近はSquad beyondのような簡単に記事を作成でき分析できるツールがあることも、

記事LPがよく使われるようになった要因のひとつです。

■社会問題になった事例

2019年1月、NHKのクローズアップ現代という番組で、ネット広告の闇という特集が組まれ、

そこで取り上げられていたのがフェイク広告です。

つまり、うその広告です。実際使ってもおらず、広告の使用許可も得ていない芸能人を勝手に使って、

絶賛していると記事にしたり、テレビの情報番組で紹介されていないのに、

紹介されたと勝手にマスのチカラをかりて、権威付けをしたり、やりたい放題の時期がありました。


こういった誇大を超える、うその広告で、月に何万件もの注文を獲得する商品が続出していたのですが、

2019年以降、とくに2020年7月のステラ漢方事件を契機に、

行政のチェックや媒体考査もより厳しくなり、フェイク広告は激減しました。

ただし、現在も、誇大表現といっても過言ではない攻めた記事LPは依然と多いままです。

では、次に、実際どういったことに気を付けて記事LPを作成したらいいのかをお伝えします。

■良い記事LPを作成するポイント

●キャッチコピー、写真、動画など、ファーストビューに徹底的にこだわりましょう。
●CTAボタンを最後にして、しっかり商品啓もうを行ってから購入フォームに導きましょう。
●他社の成功している記事を集めて、コンテンツや見せ方を分析してみましょう。
●映える動画コンテンツを多く入れましょう。
●文字と画像・動画のバランスをよくしましょう(文字が3分2以上にならないように)
●できるだけ、掲載媒体のテイストに合わせましょう。
●できるだけ、ビフォーアフター感を演出しましょう。(具体的なベネフィット重視)
●F2が極端に悪くならないよう、お試し、都度買いと勘違いされないよう、定期認識されるように書きましょう。
●LTVを落とさないよう、定期を簡単にやめられると言わないようにしましょう。
●遷移先を商品LPだけでなく、即チャットボットもテストしましょう。
●媒体出稿を続けているとクリエイティブが疲弊してくるので、

 訴求や見せ方の違うパターンをいくつか作成して、テストし続けましょう。
●記事の長さは、無駄なコンテンツがなければ、長くてもかまいませんん。


■最後に

顕在層向けのリスティング広告の成果が落ち続ける中、潜在層にまで訴求する記事LPは、

今や商品LPよりも重要といっても過言ではないくらいCPO、LTVに大きく影響を与えます。

そこで結果を出すためには、ダイレクトレスポンスマーケティングのレベルアップ、

ニーズ・顧客インサイトの具体的把握、PDCAを回せるリソース、できる人材が大切です。


広告代理店やアフィリエイターさんのチカラも借りつつ、自社で運用できるよう努力しましょう。


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